ネットワークエンジニアとは、その名前の通りネットワーク環境に関する業務を担当するエンジニア職のことです。クライアントの希望に応じてネットワーク設計を行い、その設計にもとづいてネットワーク構築を行うのがおもな仕事です。

企業がネットワーク環境を構築するとなるとネットワーク機器の導入、使用する回線、費用といったコスト面もしっかり検討した上で適切なものを選ぶ必要が出てきます。ネットワークエンジニアは技術的な面だけにとどまらず、こうしたビジネスに適したネットワーク環境を選定・設計していくのも重要な役割です。

ある程度の規模の企業・団体ではネットワーク環境も規模が大きくなります。複数の拠点を結びつけるネットワークを構築する必要が出てくることもあります。こうした複雑な状況でも問題なく機能し、業務ができるようなネットワーク環境を構築していくことになります。万が一、ネットワーク環境に支障が生じようものなら、業務に深刻な影響と損失をもたらすことになりかねません。そのため責任はとても重要です。

そして設計・構築したネットワークの運用・保守も行います。システムをよい環境で機能させるためには、アップデートなどの運用が欠かせません。その上、クライアントのネット環境に合わせて仕様・構成の変更が必要になることもあります。自分が設計・構築したものではないネットワークの運用・変更を担当することもあるため、状況を踏まえた柔軟な対応力も必要です。

いまやどの業種でもネットワーク環境が不可欠となっており、ネットワークエンジニアが働く場所は非常に幅広くなっています。その意味でも、将来性のある職業と言えるでしょう。